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2019年4月 3日 (水)

名古屋→大阪 特急を使わずに近鉄電車で移動 ~その2~ 交通アクセスがいい秘境駅 西青山駅

名古屋→大阪 特急を使わずに近鉄電車で移動 その1からのつづき

近鉄で名古屋から大阪へ戻る途中、西青山駅で下車。
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少し広めで6両分の長さを持つ2面2線の相対式ホームには、人の姿はありません。
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ここは1日の乗降人員が1人ということもあるくらい、近鉄にありながらの秘境駅。

前から来てみたいとは思ってたんですが、冬は寒いし、夏は虫が多そうなのでちょうどいい頃合いはないものかと思ってたら・・・

今やん!( ゚∀゚)

今ならまだ虫もいないだろうと思ったけど、すでに小さな虫は飛んでた。

春ですなぁ~

駅の東側には、全長5,652m、近鉄一長い新青山トンネル。
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去年の大阪北部地震でブロック塀が倒壊して以降、既存のブロック塀は撤去されつつありますが、このホームにあるブロック塀は相応に朽ちていて、さらにブロックの基礎にヒビが入り隙間が広がっているのを見ると、いつ倒壊してもおかしくなさそう。
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改札口からホームへ通じる階段付近には屋根がありますが、カメラが支柱に縛り付けられている。
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カメラの先は、ホームを監視しているというより、壁に設置されている構内電話を向いているようでした。

こんな秘境駅にも喫煙コーナー&灰皿が。
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ホームから改札口へ向かう階段と、さらに階段の外側には古いPC枕木が整然と並べられています。
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改札口へ下りる階段は、階段幅の真ん中ぐらいの位置で封鎖。
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利用客が少なすぎるにしても、なんでわざわざ半分封鎖するんだろ?と思ったんですが、もしかしたら封鎖するのが目的ではなく、単に現実的な位置に手すりを設置しただけなのかも。

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むしろ、整然と並べてられた廃PC枕木の方が謎。
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階段の下に見える小屋はトイレ。
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洗面台には、小さなタンクの水を使っているので使用後はすぐにコックを閉めて下さい と貼り紙があるので、蛇口から配管をたどっていくと・・・
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おお!小さなタンクがある!
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この水は手洗い用で飲めない旨の貼り紙もあるので、水道水を使っていないのかも?

建物をよく見ると、雨樋の水をドラム缶に受けてるし。
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男子小用は便器ではなく、昭和の頃、駅でよく見たタイル貼りの壁に向かってするタイプ。
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タイル面は乾ききってます。

こんな山の中で開放式のトイレだと、蜘蛛の巣は必ず付いてくるもんですが、この時期はまだ巣は貼られていないようで。
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トイレも清掃されてきれいですけどね。

高架になっている線路の真下に改札口。
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無人駅でICカードの簡易読み取り機だけが置いてある。

伊勢中川方面への1番線と、大阪方面の2番線はここで分かれます。
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柵で仕切られた無駄に広いスペースが寂しい。
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1番線側への階段も、半分封鎖されて手すりが設置されている。
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一旦、改札の外へ出ますが、途中下車はできないので、ちゃんとPiTaPaをタッチ。
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近鉄名古屋駅から、運賃1,450円也。

構内の壁に青山高原ハイキングコースの案内板があるので、休日にはハイカーで賑わうのかも。
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短いコースで14km、長いコースで14.5kmだそうで。

駅舎というより高架の桁下みたいな感じの外観。
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脇の電話ボックスが味を出してますが、夏は入りたくないな。

以前は屋根の上に大きく「西青山駅」の文字が建っていたらしいのですが、今では撤去され、ここが駅だと示す看板はこれだけ。
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かつて「西青山駅」の文字が建っていた場所はホームから見えるのですが、一文字ずつ基礎が残っていて、4文字分の基礎が並んでいる。
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この基礎のそばにあるのは雨量計でしょうか?
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さて、駅を出て正面に『東海自然歩道』と書かれた朽ちかけの看板が立っていますが、すでに全文の解読は不可能に。
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階段の半分を埋める落ち葉と、上から生い茂る枝と枯れ籔に覆われ、まるで行く手を阻むよう。
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そんな自然の様子と、きれいな青山高原の看板のミスマッチさが余計に不気味。

今でこそ枯草だけですが、これから夏になると籔で覆われるんでしょう。

ホームからは、枯草に覆われた階段を登って行った先の様子も見えるのですが、なんだかジブリの世界に吸い込まれそうな雰囲気。
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この階段を上がった先の道は、新青山トンネルの完成で現在の新線に切り替えられる前に通っていた旧線跡だそうで、今でも単線分の幅の道が残されています。

この道をたどっていけば旧線にあった青山トンネル群の遺構に行けるそうですが、その様子を紹介してるサイトもありました。
(リンクは貼らないので見たい方はググってみてください)

駅舎から車1台分+αぐらいの幅の舗装路が伸びていて・・・
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青山川を渡ると・・・
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国道165号線に出ますが、民家など人の生活を感じるものはまったく見えない。
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同じ青山でも、ランチが1600円してブランド化していると自称する住民がいるどこかの青山ではなく、ここ西青山ならたいていの施設なら住民の反対はなさそう。

そもそも住民いないし。

ただ、この国道は交通量もあり大型車も頻繁に通るので、その音と振動のせいもあり、秘境駅とはいえ人間社会と遠く隔離されたような雰囲気はありません。
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国道からちょっと入れば駅なので、車でも行きやすいし。

駅舎に戻ると、掲示板いっぱいに貼られた案内と指名手配のポスター。
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こんな人里離れた秘境駅こそ、指名手配犯が潜んでいる可能性も?!

もう一つここが秘境駅っぽくないのは、発着する列車が多いので、誰もいないところで虫に襲われながら何時間も次の列車を待つことがないからかも。
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無人駅なので、用事があるときはインターホンで青山町駅に連絡できるらしい。
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ウィキペディアには伊賀神戸駅へ連絡できると書かれてますが、その後青山町駅に変わったんですかね。
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この駅にはエレベーターは設置されていないので、もし車いすで利用するときには青山町駅から駅員が迎えに来てくれるんでしょうか?

改札口も、車いすが通るにはちょっと狭いような気がする。
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再び改札口を通るので、入場用の読み取り機にタッチ。
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このあたりは ”特急街道” とも言われるように、特急列車が頻繁に通過します。
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轟音を響かせ通過した特急列車は・・・

新青山トンネルに吸い込まれていく。
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と思ったら、トンネルから出てきた特急が目の前を通過。
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静寂の中、ホームに警告音が鳴ると特急列車が轟音とともに過ぎ去り、再び静寂に戻る様子。

中継信号機の動きもいい!

その後、反対側のホームには急行 宇治山田行き。
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宇治山田行きがトンネルに吸い込まれ、入れ替わるようにトンネルから光が。
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17:33発、急行 大阪上本町行きが到着。
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もちろんこの列車に乗り込むのは私だけ。
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滞在時間約30分、手軽に来れる秘境駅の西青山駅を発ちます。

その3へつづく

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2019年4月 2日 (火)

名古屋→大阪 特急を使わずに近鉄電車で移動 ~その1~ 近鉄名古屋から西青山へ

出張の帰り、名古屋駅からどうやって大阪へ戻ろうかと考えていたんですが、予定してた時間よりもだいぶ早く仕事が終わったこともあり、近鉄に乗って帰ることに。

という訳で、まずは近鉄名古屋駅へ。
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名古屋から特急に乗ろうかと思ったのですが、時間もあるしあまり疲れてもいなかったので、ここは久しぶりに特急を使わない旅をすることに。

PiTaPaで改札を通り、まずは15:21発、急行 松阪行き。
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入線していたのは、1233系が名古屋側の6両編成。
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2両1編成で6両編成を作っていますが、他はどの編成かは見てなかった。

とにかく、近鉄は系列が細かすぎて難しい。

発車5分前の時点で、ロングシート車も転換クロスシート車も座席はほぼ全て埋まっており、先頭車両のドア付近に立つ。

15:21 近鉄名古屋駅を出発。
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次の停車駅、近鉄蟹江で首尾よくクロスシートの通路側に座ることができた。

途中、ウトウトとしながらも、窓側の人が降りる時に迷惑にならないよう駅に着く度に気にしてましたが、結局、私の方が先に下車。

16:38 伊勢中川駅に到着。
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次は16:42発、急行 大阪上本町行きに乗り換え。
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停車駅が多すぎて、かなり見にくいんですが・・・

これが英語になるとなおさら。
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やってきたのは2430系。
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後ろ2両は転換クロスシートの5200系。
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無事着席して伊勢中川駅を出発すると、すぐに名古屋線と離れ・・・
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特急専用の中川短絡線が近づき・・・
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大阪線と合流。
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中川短絡線は近鉄の名所のひとつなので、毎回注意して見てしまう。

車内は窓側だけ埋まっている程度ですが、この先、上本町まで隣席ブロックが無理なのは確実。
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東青山四季のさとが目の前に広がる東青山駅は、待避もできる2面4線の広くてきれいなホームがありますが、人の姿は見えない。
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思いがけない秘境っぷりを発揮している駅ですが、本当の秘境駅は・・・

近鉄一長い新青山トンネルをくぐった次の駅、西青山駅。
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利用客数の取り方はいろいろありますが、乗降人員調査結果によると、1日の乗降人員が1人だった年もあるぐらいの秘境駅。

そんな秘境駅へせっかく来たので、すぐさま電車を降りてホームから見送ることに。
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次の電車まで、西青山駅を見て回ります。


その2へつづく

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2019年3月18日 (月)

日本で二番目に短い鉄道 紀州鉄道 ~その3~

日本で二番目に短い鉄道 紀州鉄道 その2からのつづき


紀州鉄道の終端、西御坊駅。
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今でこそ『西御坊驛』の看板が駅舎入口に掲げられてますが・・・

2012年に来訪した時には、そこに駅があることを示す表示はなかった。
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駅舎を再塗装した際に、木製の看板が付いたそうで。
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踏切からだと、車両の正面から見ることができる。
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以前、ホームにあった簡易トイレは線路脇に移設。
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今では西御坊駅が終端ですが・・・
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線路はまだ続いており、日高港まで通じていた頃の名残り。
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ただ、川を渡る橋は撤去されている。
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レールの断面がかなり朽ちているところに哀愁を感じたり。
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日中は30分以上アイドリングしたまま停車しているのですが、駅に隣接している民家から苦情は出ないんでしょうかね。
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駅舎の外は塗装されましたが、中は天井がかなり傷んだまま。
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待合室の壁には、昔の紀州鉄道の写真が展示されている。
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芝山鉄道が開業するまでは日本で一番短い路線でした。
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西御坊駅を離れ、学門駅へ行ってみる。
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1線1面の無人駅でホーム幅も狭め。
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1日の平均乗車人員が10人にも満たない駅ですが、自販機があるのは駅周辺に民家があるからでしょうか?
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時刻表を見ると全日ダイヤで、御坊駅でJRの列車に接続している。
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掲示板はちゃんと手入れされている様子。
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踏切が鳴ると遮断機が下りますが・・・
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遮断棒が長くてしなるせいか、遮断棒が下りる時に道路に当たり「ペシッ!」と音がしたり。


1両でも近くで見ると迫力がある。
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次に、紀州鉄道唯一の有人駅、紀伊御坊駅へ。
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駅舎の中は、紀州鉄道の前身、御坊臨港鉄道が設立されて90周年のデコレーションや、待合スペースにはソファーもあったり、さすが有人駅の温かみがある。
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昔の写真も飾られていたり。
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グッズも販売されています。
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せっかくなので、記念入場券とクリアファイルを買う。
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御坊~西御坊間の硬券の往復乗車券。
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買う時に「この切符で往復した後は回収されるんですか?」と聞いたら「はい」と言われてしまい、まさか記念乗車券を回収するのか?!と驚きつつ、持って帰る用と合わせて2枚買ったところ、結局、回収はされなかったという。

ま、いいんだけどね。。。

学門駅の入場券もここで売ってます。
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紀州鉄道90周年の記念硬券セット。
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2枚組のクリアファイル、1枚はSR301が描かれていて・・・
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もう1枚は紀州鉄道のキャラクター、紀道りんこ(のりみちりんこ)。
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たぶん、州鉄と前身の御坊臨港鉄道から取ったんだと思いますが、初見でクリアファイルのローマ字名から漢字変換するのはできなかった。。。

「りんこ?」みたいな。

この2枚入りのクリアファイル、SR205の左右半身ずつの写真がプリントされていて・・・。
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うまく合わせると、ほら完成!
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中年オヤジゆえ、思わずキカイダーを想像してしまったり(仮面ライダーWはその後に思い出す)。

紀州鉄道は100円の営業収入を得るのに350円以上の営業経費が掛かるという赤字ローカル線ですが、紀州鉄道自体は不動産業が主力で、鉄道部門は「鉄道を持っている会社」という事実を得ることが目的らしく、今のところ赤字でも廃止の話は出ていないようです。

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2019年3月17日 (日)

日本で二番目に短い鉄道 紀州鉄道 ~その2~

日本で二番目に短い鉄道 紀州鉄道 その1からのつづき


和歌山県御坊市を走るローカル私鉄、紀州鉄道の気動車、KR205
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この車両、元は信楽高原鐡道で走っていたSKR205ですが、私も信楽時代に乗ってました。
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形式名のSKRは信楽高原鐡道の”Shigaraki Kohgen Railway”から取ったようですが・・・

紀州鉄道へ譲渡され”Kishu Railway”からKR205となり、いらなくなった頭文字のSはというと、ボディー同色で塗り潰して消すという。
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いまいち消えきれてないところが愛嬌があっていい。

車内の銘板は作り直されたようで。
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信楽時代の検査表記は塗りつぶされ、ラベルライターで貼り付け。
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2012年に来た時は、北条鉄道から譲渡されたバスっぽい見た目のキテツ-1が現役でしたが、今では廃車され有田川鉄道公園に展示されているという。
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西御坊駅のホームは、キテツ1形の乗降口に合わせてかさ上げされ黄線が敷かれていますが、全長の長いKR205の乗降口には位置が合わなくなってしまったようで。
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折戸の乗降口には広めのステップ。
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車体には、和歌山県のキャラクター「きいちゃん」と「宮子姫」のイラストが描かれる。
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運転台はツーハンドル式。
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運転台の乗降扉にはタブレットホルダーが掛かっていた。
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スタフ閉塞の紀州鉄道線は列車交換設備がないのでこんな大きなホルダーは要らないはずですが、入れ物としてわかりやすくていいのかも。

運転台には、1日分の行路表がささっている。
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座席はロングシート。
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訪問した日はちょうどクリスマスのイベントをやっていて・・・
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車内にはクリスマスの飾りつけがたくさんしてあった。
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西御坊駅を発ち、市役所前駅に到着する様子。


御坊駅に着くと、下車する時に運転士から精算済票をもらえる。
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これでJRの改札を出られます。


その3へつづく

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2019年3月16日 (土)

日本で二番目に短い鉄道 紀州鉄道 ~その1~

和歌山県は御坊市、JR紀勢本線御坊駅から日高港方向へ向かって走るローカル鉄道、紀州鉄道。
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御坊から西御坊まで2.7kmを結ぶ路線は日本で二番目に短い鉄道。

ちなみに日本で一番短いのが千葉県の芝山鉄道(記事)ですが、芝山鉄道が開業するまでは紀州鉄道が日本一短い鉄道でした。

紀州鉄道には2012年に乗ったことがありますが(記事)、久しぶりに乗ってみることに。

JR御坊駅、天王寺方面の1番線ホームに隣接した0番線の紀州鉄道線ホームに停車中のKR205。
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前回来た時と車両が変わっていますが、それについてはまた後で。

終点の西御坊まで、運賃は180円也。
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私を含め6名の乗客で、御坊駅を出発。

御坊駅を発つとしばらくはJR紀勢本線と並んで走りますが、ほどなくして15km/hの速度制限がかけられたカーブへ。
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カーブを抜け速度制限が解除されると、一路日高港方向へ。
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もちろん逆から見ると、制限15km/hの標識。
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最初の停車駅、学門駅。
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ここで1人下車。

学門駅を発ち、静態保存されているキハ603が見えてくると・・・
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紀伊御坊駅に到着。
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ここで2人下車。

紀伊御坊駅には車庫があり、側線にKR301が留置中。
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屋根付きの車庫には、これぞまさにレールバス!という風貌のキテツ2号が顔をのぞかせる。
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紀伊御坊駅を発つと、これらの車両がワンショットに見えます。
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2017年に木製枕木の老朽化が原因で脱線事故が起こり、その対策としてPC枕木への交換が進められましたが、財政状況が良くないローカル私鉄だけに、一度に全部の枕木を取り換えることはできず、ひとまず1つおきに交換している区間がある程度。
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直線の駅構内など負荷が少ない部分は、バラストも小さくなっていたり。
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御坊駅を発って8分ほどで、終点、西御坊駅へ。
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ここで3人下車しましたが、私を含め全員”鉄”だったようで、写真を撮ってました。


その2へつづく

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2018年12月16日 (日)

明延鉱山の鉱石を神子畑選鉱場へ運ぶ鉄道、『明神電車』@兵庫・養父&朝来

明延鉱山探検坑道(記事)と、神子畑選鉱場跡(記事)を見学しましたが、かつて、この2つの施設を結んでいた鉄道があります。

それが『明神電車』
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明延鉱山で採掘された鉱石を神子畑選鉱場に運ぶために造られた鉄道で、明延と神子畑を結んでいたので「明神電車」となりました。

鉱石とともに、鉱山関係者の輸送も行われるようになりましたが、乗客数を把握しやすいよう運賃は1人1円としたことから「1円電車」とも呼ばれるように。

1円の価値は時代とともに変わりましたが、1985年に廃止されるまでずっと1円でした。

この明神電車(1円電車)は、明延鉱山探検坑道と神子畑選鉱場跡に展示されています。
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全長約6kmの路線のほとんどはトンネル。
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神子畑選鉱場跡を下から見ると、最上段右手に明神電車の線路跡が見える。
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明延鉱山探検坑道の出口付近に展示されている電気機関車とグランビー鉱車。
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明神電車の軌間は500mmと762mmの三線軌条で、電圧は直流550Vでした。
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鉱山関係者を輸送した旅客用電車、赤金号。
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現代の新交通システム顔負けの細い車体に正面窓がひとつだけなので、独特のフォルムと雰囲気がある。

あけのべ自然学校には、稼働当時の写真も展示。
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この小さい車体に10人以上乗り込み、時速9.5kmで走行。
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神子畑選鉱場跡で展示されている明神電車。
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電気機関車の車体が細く低いので、相対的にパンタグラフがすごく大きく見える。
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運転室にはマスコンハンドルと手動ブレーキがあり、イスはないみたい。
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踏面ブレーキの部分だけ車体が空いている。
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車体のリベットが点字みたいな。

人員輸送用の客車、わかば号。
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車内はロングシートが並んでますが、幅がすごく狭いので、向かいに座っている人の脚の間に自分の片足を入れなければならなかったり。
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もちろん天井も低いので、座高が1mにせまるくらいの私が座ると、頭が天井についてしまうという。
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明神電車を利用するにあたっての注意事項が、車内にデカデカと掲げられている。
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昭和44年の時刻表。上下9本あったみたい。
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客車とともに展示されているグランビー鉱車。
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明延鉱山から鉱石を積んで神子畑選鉱場に着き、傾いている軌道をゆっくり走ると、鉱車側面のふたが自動的に開いて鉱石が荷卸しされるという。
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そんな独特のスペックを持つ鉱山電車は、とても面白い。

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2018年9月17日 (月)

再び一畑電車で電鉄出雲市駅へ

出雲大社へ参拝し、再び一畑電車に乗って出雲市駅へ戻ります。

出雲大社前駅も切符に鋏が入りますが、もちろん電鉄出雲市駅とは違う形。
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往路と同じ5000系が入線してましたが、車内に入ってみると・・・
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島根県の木材を使った「木質化改装工事」を受け、至るところで木材が使われた内装。
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ロングシートとボックスシートがあり・・・

ボックスシートは通路と座席が大きな木製の仕切りで区切られ、飛行機のビジネスクラスの間仕切りみたいな。
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中央に固定式のテーブルが設置されていて、観光客向けの内装に。

4人掛けのボックスシートの向かい側は、2人掛けのボックスシートが同じように区切られている。
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ボックスシートは間仕切りのスペースの都合なのか2+1列配置となり、ゆったりと座れる。

ただ、仕切りがあるので反対側の車窓は見えにくいけど・・・

車内の銘板を見ると、JR西日本系列の後藤工業で改造を受けています。
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出雲大社前駅を出発すると、出雲大社の大きな日の丸がはためいているのが遠くからでもよく見える。
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出雲大社前駅から11分で川跡駅に到着。
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ここで電鉄出雲市駅行きに乗り換えますが、やって来たのは最新の7000系。
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ロングシートとクロスシートが千鳥状に配置される。
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クロスシートの窓の下には、宍道湖をイメージしたようなイラストも。
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川跡駅から9分で、電鉄出雲市駅に到着。
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もし次の機会があれば、一畑電車とJRで、松江から出雲市までぐるっと1周鉄路の旅をしてみたいもんです。

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2018年9月12日 (水)

島根県のローカル私鉄、一畑電車に乗って出雲大社へ

島根県へ行った折、せっかくなので出雲大社へお参りすることに。

そして一緒に鉄分も補給しようと、島根県を走るローカル私鉄、一畑電車に乗る。
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JR出雲市駅から高架沿いに2分ほど歩くと、一畑電車の電鉄出雲市駅へ。

駅舎へ入り、まずは出雲大社前駅までの切符を買う。
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券売機はタッチパネル式。Icbtrwizm1803

地方ローカル線にありがちな発車時刻前にならないと改札しないので、しばらく待合室で待つ。

だいたい発車時刻の10分前から改札が始まる。
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改札は駅員による手切りで、切符に鋏の形が入るのがすごく懐かしい!
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電鉄出雲市から出雲大社前まで490円也。

ホームへ上がると、松江しんじ湖温泉行きの2両編成5000系電車が入線中。
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元京王の5000系を改造して譲渡された車両。
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ホームは1面2線の島式ホームで、有効長2両の1番線と3両の2番線。
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ホームに発車案内は、ローカル私鉄らしからぬ全面液晶画面。
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車内はドア付近がロングシートで、中央部はクロスシート。
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1人用のクロスシートは転換式、2人用は小田急3100形(NSE)から廃車流用された回転式クロスシート。
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運転台はワンマン改造され、連結部の防犯カメラ用のモニターはブラウン管。
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2ハンドルで低い位置にある計器類は、懐かしい雰囲気。

車内で発車を待っていると、ピンクの車体の「ご縁電車しまねっこ号Ⅱ」にラッピングされた1000系が1番線にやって来る。
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元東急1000系の中間車を先頭車に改造した車両。

9:16、電鉄出雲市駅を出発。
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しばらく高架を走ったあとは、長閑な風景が広がる。
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架線を支えている支柱の鉄骨がなんだかすごく細いような。

9:23、川跡駅が見えてくる。
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川跡駅で出雲大社前駅行きに乗り換えます。
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隣のホームには、すでに出雲大社前行きの7000系が入線中。
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一畑電車で一番新しい7000系は、JR四国の7000系をベースにした車両ですが、灯火類がJR西日本の225系と同じ形状。
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つり目の表情も225系と同じ。
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JR四国7000系は片側3扉ですが、この一畑電車7000系は両端部の2扉なので、中央の扉はハメ殺しになっていて行先表示器がある。
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平成28年、JR西日本系列の後藤工業製。
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車内はロングシートとボックスシートが千鳥状に配置されている。
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ボックスシートは木製の肘掛けですが・・・
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木工芸のような曲げが施してあったり。
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車両中央部のドアが埋められている箇所には、ご当地ゆるキャラのしまねっこが鎮座。
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2ハンドル式の運転台は、放送用のマイクが特徴的。
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車掌スイッチは、片側から両側のドアを扱えるのかも。
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9:40、出雲大社前駅に到着。
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1面2線のホームに、出雲大社への参拝客がドバーっと吐き出されていく。

ホームの向かいには引退したデハニ52が保存されていて、車内にも入ることもできる。
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改札は木製の柵で区切られていて、出雲大社へ向かうんだという雰囲気が出てる。
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ただ、駅舎自体は高いアーチ型の天井にはステンドグラス風の窓もある西洋建築で、この場所にしてはちょっと異質かも。
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でも、外観は街並みに溶け込むような色合いになっていて、浮いた感じはない。
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この駅舎、国の登録有形文化財と経産省の近代化産業遺産に認定されています。
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実は一畑電車に乗ってる間にスマホのバッテリーが減ってしまい、駅の売店で充電器が売ってないかと探したんですが、売ってるのは専ら一畑電車グッズやお土産用のお菓子ばかりで、そんな気の利いたものは売ってなかった。

仕方がないので、出雲大社とは逆方向にあるコンビニまで、暑い中戻ります。

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2018年7月13日 (金)

くねくね路線の新京成電鉄に乗る

仕事で千葉へ行った折、新京成電鉄に乗りました。

新京成電鉄は京成津田沼~松戸を結ぶ路線ですが、カーブの多いくねくね路線が特徴。
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元々は、旧日本陸軍鉄道連隊が、戦地のあらゆる土地で鉄道敷設の訓練をするために敷設した路線で、戦後、京成に払い下げられ可能な限り直線に改修されたものの、今でもその名残でカーブが多い。

特に新津田沼を挟んだ前原~京成津田沼間はほとんど直線がなく、S字カーブが延々続く。
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新津田沼~京成津田沼間は、今でも単線。

まずは京成津田沼駅へ。
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ちょうど、松戸行きの8800形が出発するところ。
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日中でも10分間隔なので、すぐに次の列車が来る。
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この8800形を含め新京成の車両はリニューアルされ塗色が白とピンクに変わりましたが、リニューアル前はこんな色でした。
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8806-1は昭和62年に製造され、平成23年に改造を受けている。
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運転台はツーハンドルタイプ。
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車両間の連結部分に扉はありません。
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戸袋部分には鏡も。
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京成津田沼駅を出発すると、大きくS字カーブを通り新津田沼駅で下車。
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ここでJR津田沼駅と乗り換えができることもあり、乗客の出入りが大きい。

再度新津田沼駅から乗車し、次は鎌ヶ谷大仏駅で下車。
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鎌ヶ谷大仏を見物しに行った後、津田沼方面へ戻ります。
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仕事先で2時間ほど経った後、今度は松戸方面へ。
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すると、さっき鎌ヶ谷大仏駅から乗った8808編成に再び乗車し・・・

終点、松戸駅へ。
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新京成電鉄を行ったり来たりして慌ただしかったのですが、ここからJRに乗り換えて都内へ。

東京の郊外路線で直接都心とつながっている訳ではないけれど本数も乗客も多く、地域の足として活躍している路線です。

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2018年5月27日 (日)

若桜鉄道に寄付をしたマイ枕木を見に行く

ロードスターRFの慣らしがてら、鳥取県は若桜町へ(記事)。

去年、鳥取県のローカル鉄道『若桜鉄道』の存続応援にマイ枕木を寄付して枕木オーナーになったんですが(記事)、その現物を見に行くことに。

ただ、どこにマイ枕木があるか全然知らされていなかったので、ひとまず駅員のいる若桜駅へ。
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駅員さんに事情を伝え、自分の枕木がどこに設置されているのかを調べてもらう。

その間、若桜駅構内の枕木を探すことに。

本来、若桜駅構内へ入るには入構券(\300)が要るところ、枕木オーナーになるともらえる枕木オーナー会員証を提示すれば自由に入構できる。
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会員証を提示すると渡される入構証を首からかけ構内へ。

約1年半ぶりにやって来た若桜駅。
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駅構内の留置線には、この春デビューしたばかりの観光列車「昭和」の姿も。
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WT3003の内外装を昭和レトロ風に改装した車両で、水戸岡鋭治氏デザインなんだとか。

その効果は大きいようで、3月にデビューして半年先の9月まで予約で満席。

そんな若桜駅構内に、寄付された枕木を示すプレートが取り付けられており、何気にその枕木を見ると・・・
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あ、あった!( ゚∀゚)

たまたま見た枕木に、私のプレートが取り付けられてたという(^_^;)

駅員さんに「枕木ありました~」と伝え、マイ枕木の現物を確認。

その後、構内にあるC12蒸気機関車とDD16ディーゼル機関車を見ようとしたら、なんとC12の姿はなく、その代わり?普段車庫に収められているヨ8627車掌車と、ト6無蓋車が置かれてる。
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C12はというと、おそらくピンクSLフェスタに向けてピンク化されてる最中かと思われ。
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普段見られない車掌車。
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日付を見ると、最近まで現役だったのかも?
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二軸でレジン制輪子を持つ台車を間近に見られてウレシ。
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ト6無蓋車は、元長野電鉄の貨車。
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今は長椅子が置かれ、イベント時にお客さんを乗せてるみたい。
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C12蒸気機関車とト6無蓋車の復元に協力した方のお名前が掲示されている。
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二軸の台車を見ると、踏面ブレーキがゆるゆる。
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DD16ディーゼル機関車も久しぶりに見学。
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このDD16を細かく採寸している人がいたんですが、模型で再現でもするんでしょうか?

踏切以外で線路を渡るのにも萌えるマニアな私。
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経営的に苦しい地方の第三セクターのひとつの若桜鉄道、私にできることは微々たるものですが、これからも応援したいと思います。

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