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2011年9月18日 (日)

ボンネット付きのケーブルカー 八栗ケーブルに乗る

香川県は高松市、五剣山八栗寺へのアクセス線として活躍中の八栗ケーブル。

八栗寺は四国霊場八十五番札所になっているので、お遍路さんの姿もちらほら。

麓の八栗登山口駅。
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広い駐車場に面しており、ケーブルカーの駅では珍しくプラットホームは開放的。
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八栗山上駅まで全長660m、高低差167mを時速12kmで登る。

往復乗車券、900円也。
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片道の切符もありますが、上りが550円、下りが450円と運賃に差があります。

山頂から下って来たケーブルカー。
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丸みがあって、もんのすごいレトロな雰囲気。

昭和の高度成長時代当時の近未来的なデザイン。
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味があり過ぎる!

東海道新幹線が開業し、東京オリンピックが開催された年の昭和39年製。
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今年で実働47年。
人間なら定年退職してもおかしくない。

この車両、なんといってもボンネットが特徴的。
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正面窓が開いてますが、ジャッキみたいな窓開け機構がイイ!
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塗装面表面の質感に、鉄製車体の重厚感を感じる。
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窓に『自動扉』と書かれた折戸。
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そーいえば、昔のバスのドアにも『自動扉』って書いてあったっけ。
今ではあたり前になりわざわざ書かなくなったもんね。

窓枠の黒ゴムや丸いドアノブに萌える。

八栗登山口からまっすぐ線路が伸びる。
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ロープにも若干疲労感を感じたり・・・
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八栗登山口を出発!
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お遍路さんもお一方ご乗車。
昭和39年当時の車両でグローブ付きの照明とは、かなり豪華な造り。

出発してしばらくまっすぐ登って行くと、右へカーブする。
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カーブを抜けると行き違い。
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上からは緑色の車両が下りてくる。
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ボンネットの下側もせり上がっていて、流線形になっている。

最大勾配288‰と、ケーブルカーにしてはそれほど急じゃありません。
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八栗山上駅に到着。
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ライトの上のボンネット部の膨らみがよく目立ち、下から見たときと違った表情を見せる。

パンタの数も多い。
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八栗山頂駅を出ると・・・
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八栗寺への参道が続きますが、私はケーブルカー乗車が目的なので参拝はパス。
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再び駅舎へ入り、改札が始まるのを待ちます。
15分毎の運行なので、それほど待たなくてもいい。
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乗車は反対側のホームから。
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八栗登山口を出発した時もそうでしたが、発車するケーブルカーに向かって駅員さんは深々と一礼。
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架線の支柱に付いている照明もレトロな感じ。
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さっきすれ違った緑色の車体と再び行き違い。
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車体の色が違うと雰囲気も変わります。
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所要時間約4分で麓の八栗登山口に到着。
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珍しいデザインの車両は味があって、ものすごくいい雰囲気のケーブルカー。
これからも現役で活躍し続けて欲しいですね。

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