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2015年1月21日 (水)

通販番組でやってた”驚異の撥水剤” 『NeverWet』で実験

夜中の通販番組で、繰り返し繰り返し流れる商品説明を見てると、つい欲しい衝動に駆られてしまいます。

そんな深夜の通販で ”驚異の超撥水・防水スプレー” っていうのが流れていたんですが、あまりに自信満々に押してくるので、特に撥水スプレーが必要ではなかったけど、1つ買ってみてその効果を確かめてやろうと思った次第。

その撥水スプレーってのが、これ。

NeverWet 9オンス。  
Neverwt01

STEP1と書かれたベースコートと、STEP2と書かれたトップコートの2本のスプレーが入っている。
Neverwt02

さてさて、NeverWetの効果のほどをネットで調べてみると、既に先人たちがいろんな実験をされている。

NeverWetを処理すると表面が白くざらざらした状態になるので、特に色物の布地や革には、たとえ撥水効果が抜群だったとしても見た目が変わるので使えない。

繊維へは使えないことはわかってるので、今回は繊維以外のもので効果のほどを確かめてみた。

まずは、コンクリート製の側溝のふた。
Neverwt03
コンクリートの防水は、コンクリートの耐久性に関わる重要な要素。

比較のため半分はビニールで保護して、もう半分を処理。

STEP1をスプレーして1時間ほど風乾させ、その上からSTEP2をスプレーします。
Neverwt04
やはり、スプレー処理すると白くなってしまったけど、側溝のふたなので白くなっても構わない。

丸1日室温で乾燥させ、シャワーノズルで水道水をぶっかけてみる。
Neverwt05
処理した方は、水が玉状になってはじいていて、かなりの防水効果がありそう。

10分ほど水をかけたあと状態を見てみると、未処理の方は水がしみこんで濡れてますが、処理した方は「ほとんど」濡れてない。
Neverwt06
「ほとんど」と言うのは、全体に少ししっとりする程度には濡れている。

翌日、もう一度同じように水をかけたところ、処理した方もだんだんと濡れてくるみたい。

これでは、初期の撥水性はいいけれど、撥水効果の持続性はあまりなさそう。


さらに別の実験。

段ボール箱の内側にNeverWetを処理して、そこへ水を入れてみる。
Neverwt07

段ボール箱の内側に処理すると、やはり白くざらざらとした状態に。
Neverwt08

また、段ボール箱は折り目や重なっている部分があって、完全には防水処理ができない感じ。
Neverwt09

STEP2をスプレーした翌日、水を入れてみる。
Neverwt10

するとどうでしょう!

箱の中に水が貯まってるじゃないか!
Neverwt11
しかも、箱の内側に触れている水の部分が丸くなっていて、まさに水を弾いている感じ。

ところが、2~3分すると、底の部分からジョロジョロジョロ・・・
Neverwt12
ま、段ボールを重ねたところにすき間があるし、これはしゃーないな。

箱の中の水を捨てる時も、水を弾いている様子がよくわかる。
Neverwt14

段ボールの波状の部分に入った水が、コロコロと転がってくるのは面白い。
Neverwt15

やはり完全防水とはいかないようで、全体にじんわり水が浸透してる。
Neverwt16

水が玉状になって転がったりして見た目にインパクトがあるので、ついその効果に期待してしまうけど、実際に使うとなると、処理したところが白化したり、微妙に水がしみこんだりして、なかなか適当な用途が見つからないという。

白い傘とか帆布だったら使えるかな?


で!


なんでNeverWetを処理すると表面がザラザラになって撥水効果が出るのかを確かめるために、成分をざっくり分析してみた。

≪STEP1 ベースコート≫
スチレン等共重合石油樹脂     :  約13%
脂肪酸塩(詳細不明)         :  約3%
エステル系化合物(詳細不明)   :  約0.5%
酢酸-n-ブチル             :  19%
メチルイソブチルケトン         :  18%
C8~C10程度の炭化水素系溶剤 :  46%

≪STEP2 トップコート≫
シリコーンパウダー             :  約3%
メタクリル酸等エステル変性シリコーン :  約0.02%
アミド系化合物               :  約0.01%
アセトン                    :  97%


比率は数値を丸めてるので合計100.00%にはなりません。

組成を見ると、撥水効果はシリコーンパウダーで出しており、ベースコートはシリコーンパウダーを接着させるバインダーですな。

とんかつに例えると、パン粉がSTEP2のパウダーで、つなぎがSTEP1の石油樹脂、みたいな。

なので、STEP2をスプレーすると白くザラザラした状態になる。

パウダーの粒径は測定してないけど、これでは完全に表面を覆うのは難しいだろうし、表面をこするような使い方をするとシリコーンが脱落して撥水効果がなくなってしまうだろう。

また、シリコーンパウダーは油を弾かないので、油性のものには効果がない。

ネットで調べてたらNeverWetのMSDSがあったんですが、分析結果と照らし合わせると当たらずとも遠からずのような感じ。

MSDSも表現方法変えたりするし、わかんないね。

これだったら、クルマ用のガラス化するコーティング剤の方が撥水剤として使えるかも。

コストは合わないかもしれないけど。

機会があれば実験してみよう。

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