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2017年5月 5日 (金)

台湾高速鉄道に乗る ~その1~ 台北駅から左営駅へ

台北から台湾高鐵(台湾版新幹線)に乗り、南端側の終点、左営駅まで行きました。

台北駅の窓口で左営駅までの切符を買う。
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午後2時過ぎに台北駅を出発する列車のうち、停車駅が少ない速達タイプで1時間34分で左営駅へ行けますが、実は左営駅で現地の方と待ち合わせをしている関係で、あまり早く着いてもずっと待たなくてはならないので、各駅停車タイプの列車にする。

日本の新幹線と同じように普通車指定席に相当する「標準車廂」と、グリーン車に相当する「商務車廂」があり、普通車には自由席もありますが、狭っ苦しいのも嫌なので、今回はのびのびと商務車に。

窓口の係員に

833列車の商務車で左営まで

と言うと、高速鉄道であえて各駅停車でゆっくり行くという文化がないのか、単に間違ってんじゃないかと思われたのか、係員から

この列車遅いよ、もっと早く着く列車にしないの?

と確認されてしまう。

別に窓口で買わなくても自動券売機もありますが、窓口だと座席位置を細かくリクエストすることもできます。

但し、全編中国語必須ですが。

切符を買い、エスカレーターを下って改札へ。
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「月台」はプラットホームのこと。

自動改札機を通ります。
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改札機の手前側の側面から切符を入れると手前側の上面から出てくるのですが、これだと立ち止まって切符を受け取ってから改札機を進むことになり、改札の人の流れを止めてしまう。

日本で、世界で初めて自動改札機が開発された背景には、駅員の人力ではさばききれない程の乗客が押し寄せたのがきっかけなので、いかに人の流れを止めることなく改札できるかが改札機の生命線でありますが、外国の改札機は人間が不要になればそれでいいという考えがあり、乗客の流れはあまり考慮されていません。

台北駅の発着案内は至るところにあり、日本と同じくらいやたら丁寧。
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台北駅は地下ホーム。
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発車3分前にホームへ降りると、すでに833列車が入線してた。
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中国大陸の高速鉄道のように発車時刻近くにならないと改札が始まらないシステムではなく、乗客側が好きなタイミングでホームに行くことができる。

但し、乗車駅の改札を通ってから3時間30分以内に降車駅の改札を出ないと不正乗車になるらしい。

台湾高鐵の700T型車両は、日本の700系新幹線をベースに作られており、いろんなところに700系っぽさが見られます。

側面の表示器はJR西日本のB編成のようなLED式。
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行先表示と列車番号、指定席・自由席が交互に表示される。
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商務車はグリーン車と同じ2×2列の座席配置で、シート形状も700系とよく似てますが、座席間隔は700系よりもせまめ。
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背面テーブルと車内案内のステッカーは、JR東海の700系C編成っぽい。
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ただ、フットレストは高さ調整ができない700系B編成のタイプ。
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フットレスト左側のペダルを踏むと、フットレスト全体が上に跳ね上がる。

新幹線では廃止されましたが、肘掛けのミュージックサービスの操作盤はまだ健在。
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700系と違うのは、肘掛け前端に各席用の電源が装備されている。
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肘掛け上面のボタンは読書灯のスイッチで、これは700系B編成と同じ。

乗車してすぐアテンダントの女性が新聞を配り、別の女性がおしぼりを配り、また別の人がミネラルウォーターとワッフルを配り、また別の人がカートを押してきて飛行機みたいな無料ドリンクサービスがあり・・・
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これだけ全部、無料で配られる。
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ワッフルの味はどうかと心配になりましたが、普通においしい。

ただ、使い捨てのおしぼりを開けると、びっちゃびちゃに濡れてるけど。
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台北駅で前面を撮れなかったので、各駅停車なのをいいことに途中駅で撮ってみた。
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台湾の700T型はJRの700系新幹線をベースにしているので基本的によく似てますが、正面窓から車両前端にかけての形はちょっと違う。

700系新幹線と比べると、カモノハシの嘴に例えられる部分の形が違ってる。
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尾灯の位置は700系と同じヘッドライト内にありますが、ヘッドライトまわりのデザインがちょっとタレ目っぽくなっている。
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キャノピ周りが黒く塗りつぶされている700系E編成と比べてみる。
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横から見ると、700系新幹線とは明らかに違う箇所が!
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外から乗務員室に出入りするための扉がなく、客用扉しかありません!
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車掌も窓から顔を出すことができません。ドアないし。

乗務員室へは、客室デッキからしか出入りできない仕組み。
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このため、客用扉の下部にドアの開閉スイッチがあります。

標準車(普通車)の座席は2×3列配置。
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座席形状は700系C編成後期車両と同じ。
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3列側も回転できます。
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座席間隔は新幹線の普通車と同じような。
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3列席の真ん中の席の幅が少し広いのも同じ。
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ヘッドレストカバーには三菱電機の広告が入ってますが、妻面には日立のエアコンの広告が枠をはみ出して貼られている。
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車いす用の座席も完備。
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車両両端にスーツケースが置けるスペースがあるのは、日本よりも親切。
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700系は座席は最高20列ありますが、700T型は20列目を荷物置きにして19列としていたり・・・

デッキの設備により18列しかない車両は、荷物置き場も小さめ。
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商務車は座席が17列と両端に荷物置き場。
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JR東海は定員を減らして荷物置きにするなんて考えは全くないでしょうな。

700T型は、客室とデッキを仕切る自動ドアがセンサー式ではなく、ボタンを押して開けるタイプ。
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ボタンの位置が車両によりまちまちなので、慣れるまでは「え~っと、ボタンは・・・」と探しながらでないと通れません。
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そもそも、ボタンを押して開けることを知らない日本人は、ドアの前でじーっと開くのを待つ罠にはまるので、容易に日本人とわかる(笑)
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自動ドアの上部に号車表示、指定席・自由席表示、電光表示器も700系と同じ。
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指定席は「対号座」で・・・

自由席は「自由座」
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10~12号車の自由座車両の入口には、自由座を示すステッカーが貼られてる。
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電光表示器の内容も、700系とほぼ同じ。

途中駅を含め到着時間の案内があるのは親切。

台湾高鐵は最高時速300kmですが、駅間が比較的短い台湾高鐵の各駅停車なせいか、速度計アプリで確認した区間では最高280km/hまで。
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16:24 所要時間2時間14分で左営駅に到着。
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左営駅からは折り返し南港行きの・・・
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114列車になる。
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乗客が降りたあと車内清掃をしますが、日本の新幹線のように7分間ではできません。

というか、そもそも7分でやる必要もないみたい。

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